はじめまして。
ファミリービジネスコンサルタントの武井です。
日本の企業の大半は同族企業です。家族で世代から世代へ継承される、
企業の形態です。キッコーマンや虎屋など、日本には数百年の歴史を誇る
同族企業がたくさんあります。
世界を見ると、デンマークのLEGO、スエーデンのIKEA
(日本では船橋と港北にある大規模家具店)、リーバイスなど。
世界のトップ企業のリストであるフォーチュン500の内、30%は
同族企業であるといわれています。
これらの大企業から、夫婦だけで営む企業まで、
大小さまざまな形がありますが、
単に企業経営だけの問題でなく、
同族企業には家族、親子、世代、財産管理など、
一般の経営論では語られない、たくさんの課題があるものです。
そんな同族企業ですが、長い間、ビジネススクールなどで
まともに研究されることはありませんでした。
ところが、今世紀に入る頃から米国のビジネススクールを中心に、
同族企業を研究する学者が増えてきました。
その長寿の秘密や企業文化など、経営学はもとより、
社会学、心理学など、さまざまな切り口から研究が進んでいます。
私自身、3代続く繊維問屋の家に生まれ、4代目として育てられました。
父の会社に入ってみると、歴史の重みと業界でのポジションは大きいものの、
経営上の問題、親族の問題など、課題は山積みでした。
父から私へと、事業を受け継ぐ中で体験した様々な出来事、
成功したこと、失敗したこと、そこからの学びなど、
また、その後のコンサルやコーチングでの学び、
米国の学者たちの研究の成果など、
このブログでお伝えしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
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