今年のFFIコンファレンスはマイアミで行われました。
FFIは会員数1800名、世界70か国から参加しています。
大会には42か国から366名が参加。
昨年のロンドンと比べて、アジアから遠いせいか、アジア人の参加者は少なかったのですが、
さすがにフロリダだけあって、中米からは大勢の参加がありました。
今年はFFI設立30周年ということで、設立メンバーたちも多く集まりました。
中でもファミリービジネス分野の発展のきっかけとなった、
スリーサークル(三円)モデルの生みの親、John Davis の講演は、
この30年の研究と実務の両面の変遷を総括するもので、
今後ますます注目を集めるものになる、という力強いものでした。
今年、新しい話題として目立ったのは、
発展途上の多くの国で、企業の国有化、ファミリービジネス関係者の誘拐など、
ファミリービジネスをめぐるリスクが高まっているということ。
マイアミに近いベネズエラで大きなデモがあったり、
参加者の身近で会社を国に没収される、
親族が誘拐されそうになるなど、
私の日常では考えられないような出来事が
多くの国で起きているということを初めて知らされました。
そのような中で、必死で会社、家族、従業員を守ろうとしている
ファミリービジネスオーナー、経営者の話を直に聞き、
安定した国で仕事ができることのありがたさを痛感しました。
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