私がFFIのコンファレンスに毎年参加する理由のひとつは、
経験豊かな先輩ファミリービジネス・コンサルタントたちの
話が聞ける、ということだ。
昨日の3人のベテランのアドバイザーの共同発表は、
奥の深いものだった。
弁護士、心理学者、組織論をそれぞれの専門分野にする3人が、
ひとつの事例についてそれぞれの立場からの視点で
解説をする、というものだ。
それぞれの専門分野からの知見を重ね合わせると、
ひとつの事例が立体的に見えてくる。
ファミリービジネス・アドバイザーの役割として、
3名が一致した見解として訴えたことは、
ファミリービジネス・アドバイザーの役割は、
- クライアントのファミリーの成功の定義を導くこと(何が成功か?はファミリーごとに違う)。
- ファミリービジネスに隠された「時限爆弾」を見つける。
- 成功に導く知識、能力をクライアントに教育する。
- 他の選択肢を提示する。
- クライアントの目標までの時間、費用を見積もる。
ということ。
こんな話を聞けただけでも、
やっぱり来てよかったと思うのだ。
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