期せずして、80代の画家の人生の締めくくりプロジェクトをお手伝いすることになった。
氏は、自分の少年時代から現在までの人生を、数百点の油画に描き、
それぞれの絵にまつわるエッセイを書いた。
昭和初期の日本の風景や庶民の暮らし、戦中、戦後の人々の暮らしが描かれ、
歴史的な資料としても価値のあるものだ。
「今まで書き溜めたものを、多くの人に見てもらいたい。」
人生の総まとめに取りかかる氏の依頼を受け、
氏の生きた証を、昭和の記録と共に人々と共有し、保存する、
価値あるプロジェクトだ。
生きることの意味を考えさせられる機会である。
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