1996年に創刊された Family Business Review は、ファミリービジネス研究の最も権威ある学会誌とされています。
その9月号は、「ファミリー企業へのアドバイス」と題し、
ファミリービジネスへのアドバイスにかんする研究論文を特集しています。
編集者は、この特集について、以下のように述べています。
- これまでは、アドバイザーに関する研究は少なかった。
- しかし、FBRの初期は、研究者の数も少なく、アドバイザー(実務家)からの知識の共有が多かった、その後FBAは計量的な検証研究にシフトしていった。
- 今回の特集は、アドバイザーに実証研究の観点から焦点を当てるもので、アドバイザーは研究の成果を応用することで顧客に価値を提供できるはずだ。
9月号では5つの論文が掲載されています。
1)「アドバイザーの目標の方針とクライアントのフィードバックがアドバイザーの行動に与える影響」
2)「後継者のリーダーシップ構築のファシリテーターとしてのアドバイザーの”過渡期のリーダーシップ”」
3)「多様な分野のアドバイザーの知識共有は、FBに対するサービスの質にどのように影響するか」
4)「税理士、会計士は必要か?中小ファミリー企業の成長と存続への利点」
5)「ファミリー企業におけるトラステッドアドバイザーと、微妙な助言プロセス」
今後ひとつずつ、概要をアップしていきたいと思っています。
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