ファミリー、ビジネス、オーナーシップには、それぞれ独自の変化のプロセスがあります。
このプロセスはそれぞれのファミリービジネスによって違いがありますし、近年は生き方の選択肢も増え、必ずしも当てはまらないケースが多くなってきていますが、これまでの典型的なパターンをご紹介します。
ファミリーの発展は、結婚から子育てまでの「ヤングアダルトファミリー」、子供が社会に出てファミリー企業に参加する「子弟参加」、親子で経営にあたる「親子共同就業」、引退して子供にバトンを渡す「世代交代」と、大きく4つの段階に分けることができます。(図参照)
段階 |
年齢 |
課題 |
ヤングアダルトファミリー |
親 40歳以下 子供 18歳以下 |
結婚、子育て、仕事と家庭 |
子弟参加 |
親 35~50歳 子供 10~20代 |
子供の独立 子供のキャリアのサポート |
親子共同就業 |
親 50~65歳 子供 20~45歳 |
世代間のコミュニケーション ファミリーの拡大 |
世代交代 |
親 60歳以上 |
ビジネスから引退 ファミリーのリーダーシップ交代 |
ファミリーは40~50年でこのサイクルを繰り返します。そしてそれぞれの段階で、異なる課題に取り組むことになります。
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