すこし前の話になるが、NHKの番組、「長寿企業大国ニッポン」で、
世界一歴史の長い企業、「金剛組」が紹介された。
残念ながら現在は金剛家の手を離れて、
ファミリービジネスとは呼べなくなってしまったが、
飛鳥時代からの宮大工の技術を
1400年にわたって培い、今も引き継いでいる企業だ。
インタビューを受けた、若い職人は、
茶髪にピアスという姿でこう答えた。
「1000年続いた技術を無くしたらアカン」
彼は自分の弟子達に、真剣に向き合い、技術を伝えようとしている。
姿かたちは変わっても、
1000年以上も変わらずに引き継がれているのは、
引き継ぐ人たちのこの「思い」であろう。
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