大学時代のゼミの同期生、梅本龍夫君が、大変な本を書きました。
ゼミの中ではピカ一の「切れる男」であり、
スタンフォードでMBAを取得し、ベインでコンサルタントとして活躍し、
スターバックス・コーヒーの日本の立ち上げの責任者を務めた彼が、
ある日突然ビジネスの現場から退き、本を書き始めました。
4年後に出来上がったのがこの本、
「数の神話」 -永遠の円環を巡る英雄の旅-
です。
先日、amazonにレビューを書きましたので、ここでご紹介します。
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すべての人と共有したい現代の神話
著者は、現代人に必要な「人類全体が共有できる神話」作りに見事に成功しています。
科学の進歩によって神話が忘れられてしまう以前の古い時代に、
人々が神話を通して世界観を共有していたように、
現代に生きる人は、科学の成果と統合された、
新たな全地球的な規模の神話を共有する必要があるのではないでしょうか。
本書を読み進むにつれ、読者は、壮大な宇宙の物語の主人公として、
冒険の旅を行く自分自身に出会うことと思います。
1の神話に始まり、9の神話に到達し、新たな1の神話へと循環する旅です。
有能なビジネスマンであり、同時に、詩人である著者の、
無駄のない洗練された言葉と、
物理学や遺伝子学にまで及ぶ膨大な知識によって解説される、
美しく織り成された宇宙の生い立ちと、進化のプロセスを見る旅は、
今を生きるためのたくさんのインスピレーションを与えてくれます。
この壮大な物語が、現代に生きる人の共通の物語として、
様々な分野で応用され、地球規模に展開されていくことを切望します。
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夏休み、ゆっくりと数の神話の世界を旅してみるのはいかがでしょうか。
ビジネスの見え方が変わってくることでしょう。
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