200年以上続くような老舗企業の歴史には、
必ずといってよいほど拡大の時代と縮小の時代があります。
ある老舗の8代目社長は、
「墓参りのときに、先祖の墓が並ぶ中に中興の祖と言われた四代目の墓もある。
しかし私が感謝するのはすべての先祖に対してだ。
これらの人たちがしっかり事業を繋いで来てくれたから今の私があるからだ。
たとえ自分が中興の祖になれなくても、
あとの世代から必ず第二の中興の祖が出てくれる。
自分の使命は続けていくことだと考えている。」
と語っています。このような使命感に基づいて、
身の丈にあった堅実な経営を行い、
時には事業を縮小してでも継続を選択する強い意志を持っています。
縮小することも前向きな選択です。
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