FFIの会員大会は毎年4日間の日程で行われますが、メインは2日目と3日目のイベントです。
その2日目の最初の時間割に、ファミリービジネス研究者、コンサルタントの大御所たちによるセッションがあります。 大御所という意味は、生まれて30年ほどのこの分野に、その当初からかかわり、貢献してきた人たちです。
今年はファミリービジネスの専門学会誌、FBR (Family Business Review)特別号、ファミリービジネスアドバイジングがテーマでした。
数回前のブログでお話ししたこの特別号ですが、これまで120刊出してきたFBRでも、
このテーマは初めてとのことです。
編集者のDita (Pramodita Sharma)氏は、医学の研究論文は実践を前提にして行われているのに、ファミリービジネスの研究論文は実践と連動するものが少ない、との思いから、長年この企画を温めていたそうです。
3人の大御所がそれぞれこの特集号に対するコメントを話しましたが、
その中で気に入った言葉をいくつかご紹介します。
- FBコンサルタントの仕事は、事実を力強く語り、相手の鏡になること。
- FBコンサルタントは教師であると同時に生徒((学習者)であり、協力者であるべき。
- 学習思考と好奇心、信頼、忍耐、協働の精神、これらをどう教えるか?
- コンサルタントは生涯学び続けるもの。
- 目に見える問題よりもさらに深く、遠くを考える。
などです。
ファミリービジネスコンサルタントとして何を大事にすべきか、深く考えさせられる時間でした。
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