世界経済の主役はファミリービジネスと言っても過言ではないのですが、わが国では低く見られる風潮があることを、私は残念に思っています。マスコミが会社の不祥事を同族経営のせいだと短絡的に結論付けることも、ファミリービジネスの健全な成長に少なからず悪影響を及ぼしていると考えています。
欧米諸国やアジアのファミリービジネスコンサルタントと話をすると、世界の中では、日本と韓国で低く見られていて、他の国ではむしろ一貫した理念で代々経営するファミリービジネスは尊敬されている存在だ、ということがわかります。
日本の多くのオーナー経営者が、自社が同族企業であることに誇りが持てず、できるだけそのことを表に出さないようにしていることに私は危機感さえ持っています。ファミリービジネスであることに自信と誇りを持ち、その独自の強みをいかんなく発揮していただきたいと切に願っています。
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