ホントは強い同族経営 ファミリービジネスのススメ

オヤジとの対決

京都府園部町の商工会で講演をしてきました。

タイトルは、「オヤジとの対決」。

この対決は、人によって様々な形で現れます。
激しくぶつかり合う場合もあり、
また、互いに冷めた関係のまま進行することもあります。

どのような形で現れるにせよ、
そこには対決が起きるべき背景があります。

これはファミリービジネスの基本的な構造にかかわるものです。

ファミリーとビジネスの二つのアイデンティティー、
リーダーシップ移行の段階での
渡す側、受ける側、それぞれの立場での内的な葛藤、
世代が持つ価値観の違いなど、
その背景には様々な要素があり、
これらが複雑に作用するプロセスです。

講演では、これらの背景を解説し、
互いに全力疾走しながらバトンを渡すときに起きる
「オヤジとの対決」を、
成功するファミリービジネスへの原動力にするための
処方箋をお話しました。

NLP講座 無料ご招待

ブログをお読みの方から、先着３名さまを
私の六本木ヒルズでの講座にご招待いたします。

ご希望の方は、
１１月２８日（水）２４時までに、私宛メールでご連絡ください。

　[email protected]

（ご招待の手続き上、参加者の氏名が必要になりますので、お忘れなく。）

通常￥３，０００のところ、無料にて受講していただけます。

====================================

◆　2007年12月2日(日)　16:30-18:00 　　　仕事に使えるNLP入門 　 　■一瞬でリフレッシュするスキル■
NLPのたくさんのスキルの中で最も基本的な、「アンカリング」を学びます。 落ち込んでいるときや意欲が出ないとき、大切なプレゼンや商談の前などに、 前向きで意欲的な自分に瞬時に意識を切り替える事が可能です。 必要な時にベストな状態の自分を作り、仕事や人生のクオリティーを高めましょう！
実習：アンカリング、エクセレントサークル
講師：武井一喜（WellSpring代表） ==================================== ご応募お待ちしています。

男鹿市で講演しました

秋田県の男鹿市が行う講演会に招かれ、
講師として行ってきました。

「二代目の成功法」のタイトルで、
ファミリービジネス研究の状況、
ファミリービジネスの強みと弱み、
強みを発揮するための仕組みづくり、二代目の役割、
永く継続するファミリービジネスを育てるための要点などを
お話しました。

参加者は皆ファミリービジネスのファミリーメンバー。
皆さん真剣に聞いていただき、
片道５時間半かけて行った甲斐がありました。

日帰りでしたので、新幹線の中で８時間、
じっくりと本を読むことができました。

たまにはこういうのも良いですね。

ジェームズ ヒューズ先生

今回のコンファレンスで感銘を受けたワークショップのひとつに、
ジェームズ・ヒューズ氏のものがあります。　
彼の講義はまるでジェダイマスター・ヨーダの話を聴くようでした。

ファミリービジネスは三代で終わる、という定説があります。
アメリカには、
"Shirtssleeves to shirtssleeves in three generations"
(三代経ったら手元にはシャツ一枚）
ということわざがあります。

日本語でも、
「売り家と、唐様で書く三代目」
ということわざがあるとおり、
世界中で同じ、ひとつの真実をあらわしているようです。

企業の寿命の研究を見ても、
三代目まで続く企業は全体の１５%
といわれています。

ジェームズ・ヒューズ先生は、
弁護士として長年ロックフェラー家をはじめとして、
数多くのファミリーの資産管理や子弟教育に携わった方です。
彼のテーマは、
どうしたらこのことわざを脱却できるのか?

彼は、ファミリービジネスは２００年のスパンで見るべき、
と言います。
２００年と言えばほぼ７世代にあたります。　
創業から３代目まで続く企業は、単に運が良かった、ということ。
そこからさらに７代目まで続けるには、
ファミリーの実力が問われることになる。
その中で特に重要なのは二代目の役割です。

自分自身の夢と、ファミリーの持つ夢をいかに折り合いをつけるか、
財産とビジネスを自分の所有物ではなく、
Stewardship：スチュアードシップ（天からの預かり物として扱う意識）
を育む仕組みをどのようにファミリーに定着させるかなど、
二代目が取り組むべき課題について、
奥の深い話を聞きました。