ファミリー評議会を行う理由 その2:問題を事前に防ぐ
ビジネスの論理とファミリーの情が重なり合うファミリービジネスにおいては、
人と人の関係は非ファミリービジネスに比べて、より複雑なものになる。
叔父、甥の関係であると同時に、オーナーと従業員の関係。
父と娘であると同時に、社長と事務員の関係。
兄と弟であると同時に、社長と営業部長の関係。
母親と息子であると同時に、就業株主と悲就業株主の関係。
従兄弟どおしであると同時に、財務部長と事業統括部長の関係。
役割・責任と感情が絡まりあって対立が起きた時、
ファミリービジネスの利点は急速に失われる。
ビジネス上の関係だけでなく、ファミリー内の関係にも悪影響を及ぼす。
このストレスは、通常のビジネスにおけるストレス以上のものである。
ファミリー評議会によって、このような対立が起きる前に問題に目を向け、
事前に対処し、ファミリーとビジネスの両方を守ることができるのだ。
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